相続不動産の登記をお忘れなく

相続・補助金・税金, 空き家問題関連

4月1日から相続登記義務化が始まります

現在2024年3月22日
あと10日ほどで不動産相続登記義務化が開始となります。
相続登記は今まで義務化されていませんでしたが、相続したのに不動産の所有権移転登記がされていなければ、誰の所有物か分からず、その所有者が更に亡くなり相続されると所有者数が、自然にどんどん増えていきます。そして、所有者が増えると、相続人の誰かが、その家を売却しようにも、他の相続人所有者の同意が必要となるため、とてつもなく面倒な作業となり、結果放置されるということになってしまいます。

ただ相続登記の問題は、現在の空き家増加の大きな一因でもあるので、この法改正で、相続登記が活発になり、空き家問題が解消されていくことを祈るばかりです。
尚、この相続登記義務化は、4月1日以降のものだけではなく、過去に遡って適用されますので、これまで相続登記を放置されている方も注意が必要です。義務化の法改正から3年以内に相続登記がなされない場合は、10万円の過料が課される場合があるとされております。

空き家は放置していても何の解決にもなりません。故人への思い出等があり、中々前に踏み出せない場合もあり、その気持ち心より理解できますが、基本空き家問題は早期に解決が基本です。今は土地建物の価値が高い時期でもあります。
この法改正を機会に是非空き家問題についてのご相談をしていただけますと幸いです。

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