来年2024年は空き家改革元年になると予測しておりますが、その直前の2023年12月13日改正空家対策特措法が施行されます。これにより空き家を放置されている方には、心配ごとが増える可能性があります。

つまり簡単に説明しますと、これは今まで手のつけようのない本気でボロボロの空き家を特定空き家と定め、固定資産税の特例措置(俗に言う固定資産税6倍アップ)の優遇を外して、税金を取っていたところ(旧空家対策特措法)これだけでは不十分とのことで、放置されている中で、今後ボロボロになる恐れのある空き家を、『管理不全空き家』として新たに認定し、これも固定資産税の特例措置を無くすということです。

年末年始の忙しい時なので、急にあなたの空き家は『管理不全空き家』です!と指摘される恐れは少ないとは思いますが、元々築年数が古い、ガラスが割れている、雑草ボウボウ、近隣に迷惑かけそうな感じ、、など所有者が心配されているような空き家は、来年が始まるとビシバシ指摘が入る可能性があります。また、地震、台風などの災害で、思わぬ時に『管理不全空き家』になってしまう恐れもあります。

まあ日本全国に850万件以上も空き家があり、それが尚も増加し続けているのだから、対策強化は必要でしょうね。隣とか近所が空き家で管理されてないとやっぱり不安ですし、、

とにかくこの改正法は、空き家規制強化への序章です。所有者の方は、管理の徹底や空き家自体の処分をお早目にご検討ください。

関連記事一覧