空き家を更地にすると固定資産税が6倍!?(簡単説明版)

相続・補助金・税金, 空き家問題関連

これは、すごく有名な話なので、ご説明するまでもないとも思いましたが、この所有している空き家を解体して更地にすれば、固定資産税6倍になってしまうという現実が、「空き家を増加」させている大きな要因でもありますので、敢えて一筆させていただきます。

例えば、
あなたが、相続で得た空き家付きの土地(80㎡)をお持ちで、平屋建物(60㎡)がボロボロで、ご近所に迷惑が掛かるのが心配で取り壊したい。

でも、もうすでに独立して遠方に住んでいるので、どうしよう。。
正直、取り壊しするには、費用が掛かる!
(木造の場合、大体1㎡で1万円の費用が掛かるので、今回の場合は、解体費として大体60万円の出費)

60万円、、痛い。。でも周りに迷惑が掛かるのも、、と思い考えた挙句、意を決して解体依頼。

建物が無くなり、スッキリした!
土地だけになった元実家は、倒壊の危険もなく安心!

ところが、、
これまでこの空き家に掛かっていた固定資産税(いつもなら5万円)が、
翌年から6倍になっている。30万円!!!!!

解体代60万円出費したのに、
固定資産税が30万円と25万円もアップ?!
悪夢です。

これが、空き家を増加させる元凶!
固定資産税の小規模住宅用地特例です!!

取り壊すより、放置していた方が税金が安いのは大問題ですよね?
ただ、国家的空き家増加によりこの措置が是正されつつあります。
2024年4月からの相続登記義務化がその先駆けとなるはずです。

正直、今言えることは、今後は空き家相続後は、早めの処理が必須です。
相続問題など障害があれば、お気軽にご相談ください。

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