共同名義の不動産所有は早めのご対応を

相続・補助金・税金, 空き家問題関連

空き家問題の解決において、相当の場合に絡んでくるのが、共同名義(共同所有・共同所有者登記)の問題です。

正直、家族、兄弟間の間の共同所有であっても、早めに名義を統一する(この場合は、兄弟間のお金のやり取りで解決する)、売却してお金にして案分するなどのご対応を早急にご検討ください。

というのも、この状態の放置で空き家になっているケースがとても多いからです。仲の良い兄弟の間の共同所有であっても、不慮の事故や、思いがけない出来事、それぞれの家族の問題などで、急に売却が必要、新たな相続人の登場なども起こりえるからです。

自分たちは仲が良いので、将来どうなっても大丈夫とはいかないのが、人生!特に高額財産です。相続してすぐの場合は、条件にもよりますが、大きな譲渡所得の控除が受けられる場合もあり、ズルズルとその期間を逃して、いざという時に使えず、高額の譲渡所得税を取られるといったケースも多くお見受けします。

共同名義の不動産所有で、気を遣わずに申すことができるなら、残念ですが、良い場面は、一度も見たことはありません。それほど、気を付けるべき問題です。

思い当たる方は、協議会にも問題解決に強い弁護士、税理士、司法書士もおりますので、お気軽にご相談ください。

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